河北新聞 11月1日号

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メディアによる世論調査などで支持率が10%台の民主党を遥かに凌ぎ25%を超す数字を叩き出し、人気急上昇している自民党。支持率上昇の原因の1つに、安倍晋三氏の総裁就任による面が大きいとする分析も見られているが、衆院大阪11選挙区の井脇ノブ子候補(自民)が安倍総裁と個人的にも、党人と言う立場からも長年に亘り極めて親しい人間関係を築いている事に対して、改めて関係者らが注目と期待を寄せている。

井脇氏は2005年に行われた郵政選挙で衆院議員に当選する前から師と仰ぐ二階俊博・元経済産業大臣を介して安倍氏との親交を深めており、以来、今日まで折に触れ交流を続けていたと言う(関係者)。

9月に行われた総裁選挙でも井脇氏に対しては党本部と府連の方から「9月17日、大阪なんば・高島屋前での総裁候補そろい踏みの演説会に動員を掛けて欲しい」旨の依頼を受け、井脇氏がそれに応えた末に結果として安倍氏が総裁就任と言う経過を辿ったが、安倍氏は当選後に直接、井脇氏に「井脇さんありがとう」と電話を入れると言う細心な気配りを見せていたようだ。

公明は自民と共闘へ

安倍氏の総裁就任は政策や考え方の類似する日本維新の会人気を薄めた格好となり、井脇氏の立つ11選挙区もこうした自民党人気復活、維新低迷の空気が漂い始め、この上昇雰囲気を嗅ぎ取った後援者等は「井脇氏国政復帰の兆しだ」と活気に包まれ「井脇氏当選」を合言葉に張り切っているようだ。

日本維新の会は「公明党候補の立つ選挙区には候補者を立てない」としているが、一方では公明党の白浜府連副代表は「自民党との選挙協力もこれまで通り継続する」としており、枚方公明党は井脇氏支援に回る形となるため、井脇陣営は一気に公明党と言う強力な味方を得る事になり、選挙の展開次第では平野博文議員(民主)、井脇氏、維新の会候補(未定)の三つ巴の戦いになる公算も強い。

公明党はこれまでの選挙では、平野議員が所属するパナソニック労組本部のある門真市(6区)から候補者が出ていた事から、11区から出馬する平野議員とバーターが成立していた。今回はバーターが崩れる事で一気に井脇氏が有力候補として浮上する事も予想される。

国から28億円 補助金獲得の実績

井脇氏は「現状では国からの目に見える支援は皆無に近い。とにかく枚方、交野を活性化して人が集まる街にしたい。枚方市駅前開発や淀川舟運、老朽化した枚方市民会館の建て替えに必要な国からの補助金を獲得して、芸術劇場に建て替えるなどの提案もしたい」と構想を語っている。同氏は衆院議員時に現在建て替え中の枚方市民病院の建設補助金28億円を国から獲得し建設着手に漕ぎつけた実績を持つ。

 

 

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